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医療情報部【アニュアルレポート】

1.スタッフ(2024年4月1日現在)

部長 (循環器内科教授) 興梠 貴英
副部長 (小児科教授) 村松 一洋
事務 1名
システム運用管理室 室長(事務) 1名(医療情報技師)
事務 4名(医療情報技師3名)
診療情報管理室 室長(事務) 1名
診療情報管理士 12名
事務 3名
看護情報管理室 室長(看護師) 1名
看護師長 1名
看護師 2名
兼務者 医師 1名
薬剤師 1名
臨床検査技師 1名
放射線技師 1名
事務 3名

2.活動内容、実績

[システム運用管理室]

システム運用管理室は、システム化要望のとりまとめ?仕様確認?進捗確認などの開発業務、160を超えるシステムと機能、130台強のサーバー、約2,700台のPC端末、約2,200台の患者呼出機、1,200台の看護支援用モバイル端末など、ハードウェア?ソフトウェアの保守管理業務、システムの問題管理?仕様変更管理などのシステム運用、医学研究支援等の各種データ抽出、病院職員や学生への端末操作研修などの業務を行っている。また、システム開発委託契約?保守契約?システム関連機器の購入契約などの契約業務も行っている。2023年は症例報告や各種臨床研究、経営指標等のために約3,500件のデータ抽出依頼に対応した。障害対応とヘルプデスク(システム利用者からの問い合わせ対応)は、休日を含む24時間体制で行っている。

病院情報システム(JUMP)は2006年の全面稼働後、2017年に更新(JUMP2)を実施。その翌年より順次、PACS(放射線画像システム)と眼科カルテシステム、検体検査システム、内視鏡検査システム、病理検査システム、細菌検査システム、POS(医療費支払い)システムの更新、周産期カルテシステム、PACSのVNA(ベンダーニュートラルアーカイブ)保存システムの新規導入、心臓超音波動画配信システム更新と放射線被ばく管理システム新規導入を行い、機能の充実と拡張を実施している。

2024年1月からの病院情報システム更新(JUMP3)に向けては、さいたま医療センターと共同でシステム調達をすることで費用縮減を図り、2021年にメーカー選定に向けた機能調査や仕様書作成のためコンサル導入と2病院間合同の検討会議体制を構築した。2022年には基本更新計画書の策定と調査結果を基としたシステム機能仕様書および入札仕様書を作成?競争入札を実施し、2病院合同によりメーカーを選定した。2023年は診療業務の効率化や円滑化、診療情報の共有化を目的に各開発ワーキンググループを開催し、仕様の検討や確認を実施すると共に、先行してシステムサーバー群と主要ネットワーク(各種スイッチや無線LANなど)機器の更新作業を実施した。11月より操作研修や機能説明会を順次開催、運用変更に伴うリハーサルを実施するなど各種準備を行った。年末年始の新システムへの切り替えに伴う長時間のシステム停止に際しては、近隣関係機関への周知と協力を呼び掛けると共に、通常診療への影響が最小限となるよう計画を進めている。また2023年秋に竣工した立体駐車場棟についてはネットワーク整備により患者呼出端末を利用可能とし、放射線治療棟は2024年1月稼働開始に向けて、各システムの拡張整備を実施した。

[診療情報管理室]

主な業務は、DPC調査、院内がん登録、退院前DPC検証、退院サマリー等の診療記録点検、診療情報の提供(カルテ開示)、各種データ抽出であり、専任の診療情報管理士が中心となって業務にあたっている。

本年の実績は以下のとおり。

  1. 院内がん登録は、3,625症例を登録し、全国集計へ提出した(2022症例)。
  2. 退院サマリーの退院後14日以内完成率は、平均で97.8%だった。
  3. カルテ開示は、107件の開示を行った。
  4. 83項目からなる病院機能指標に加えて、新たに病院独自指標を編纂した。

また、当室で収集?管理しているDPC退院調査情報等から、病院活動に必要なデータの抽出?集計等を行った。

[看護情報管理室]

主な業務は看護師の業務に関わるシステムの仕様?運用に関する問題対応、特に2023年度はシステム更新における看護関連の仕様の検討を看護部の看護情報システム委員会と共に行った。また、操作訓練、各種マスタ管理(指示簿、標準看護計画、看護ケア用語等)、看護師向けに電子カルテ情報のデータの抽出、そして看護師が使用しているJUMP3ベッドサイド端末Androidなどの機器の管理、円滑な運用のための指導を行っている。

操作研修は新入職者に対して実施し、他に中途採用者、育児休暇からの復帰者に対しても実施している。また、自治医科大学附属病院看護部門への臨地実習生に対して個人情報保護を踏まえた病院情報システムの取り扱いに関する説明と操作研修を実施している。電子カルテ不正使用の防止策として、職員に対しては不定期に、学生に対しては実習終了時にアクセスログ調査を行い、個人情報保護委員会に報告をしている。

看護師勤務管理システムでは、勤務表作成に使用する勤務記号の整理や勤務時間設定の変更を行っている。その他、看護師の業務進捗状況の可視化を図り、チーム間、部署間応援への活用を目的に導入した看護師業務進捗管理システム(JUNIORS)の運用管理をしている。

本年の実績は以下のとおり。

  1. 病院情報システム更新に係る看護系のシステム仕様の検討と実装の取り組みを行った。
  2. 看護研究?看護業務改善、各部署の年度目標設定とそのためのデータ利用目的とした看護師の申請に応じたデータの抽出は650件/年であった。(前年569件/年)
  3. 看護記録の効率化、情報共有のための標準化等を目的としたテンプレートの作成やマスタ変更件数は69件/年、要した時間は122時間30分であった。(前年61件/年、95時間31分)
  4. JUMP2電子カルテ「データ検索ツール」は、JUMP3で「CLISTA!」に変更になった。現場で必要なデータをタイムリーに抽出して活用できるために、看護管理者への説明とサポートを行った。
  5. 看護部各委員会と協働し、看護業務進捗管理システム(JUNIORS)の活用や、Android?フェリカを活用した電子カルテへのバイタル測定値取り込みを促進し、看護業務?記録入力へのIot導入の取り組みを実施した。看護業務進捗管理システムの導入部署は、前年7部署だったのが、18部署に拡大し、看護ケアに関する超過勤務は、導入していない部署は超過勤務が減少していないが、導入した部署は月平均12時間34分超過勤務が削減したという結果を得た。

3.2024年の目標?事業計画等

[システム運用管理室]

2024年については、病院情報システム更新(JUMP3)のフォローアップ及び部門系システムとして、PACS(放射線画像システム)と眼科カルテシステム、脳波ファイリングシステムの更新を計画している。また、一般病床及びユニット系病床再編に際して、関連システム及びネットワークの整備を予定している。

医師の働き方改革に対応する事業として、長時間労働の是正を目的とした業務効率化の一環として、病院情報システム端末の医局ゾーン設置のためのシステム整備及びネットワーク工事を行う計画としている。

[看護情報管理室]

  1. 病院情報システム機器関連の修理費用削減の取り組み
  2. 各部署の看護の質向上のための看護研究?看護業務改善に必要なデータ活用への支援
  3. 看護業務効率化にむけた問題提起や対応への支援
  4. 看護におけるIoT導入の取り組み

MDC別退院患者数(グラフ1参照)

※包括対象のみ

MDCコード MDC名称 件数 平均在院日数
MDC01 神経系疾患 1,280 18.9
MDC02 眼科系疾患 2,446 4.7
MDC03 耳鼻咽喉科系疾患 526 10.5
MDC04 呼吸器系疾患 2,014 12.8
MDC05 循環器系疾患 2,200 14.1
MDC06 消化器系疾患、肝臓?胆道?膵臓疾患 3,903 12.2
MDC07 筋骨格系疾患 807 20.6
MDC08 皮膚?皮下組織の疾患 428 10.4
MDC09 乳房の疾患 371 7.5
MDC10 内分泌?栄養?代謝に関する疾患 719 13.1
MDC11 腎?尿路系疾患及び男性生殖器系疾患 1,527 12.7
MDC12 女性生殖器系疾患及び産褥期疾患?異常妊娠分娩 1,936 12.6
MDC13 血液?造血器?免疫臓器の疾患 535 24.0
MDC14 新生児疾患、先天性奇形 1,029 18.1
MDC15 小児疾患 66 8.6
MDC16 外傷?熱傷?中毒 500 14.7
MDC17 精神疾患 18 4.8
MDC18 その他 471 22.9
合  計 20,776 13.1

DPC入院期間別診療科別退院患者割合(グラフ2参照)

※包括対象のみ

診療科 Ⅰ期 Ⅱ期 Ⅲ期 Ⅲ期超 総計
消化器?肝臓内科 15.3% 49.3% 34.2% 1.2% 1,877
呼吸器内科 12.6% 55.0% 30.2% 2.2% 1,184
循環器内科 9.0% 49.6% 39.2% 2.2% 1,717
脳神経内科 13.2% 31.5% 50.3% 5.0% 537
血液科 15.4% 44.0% 33.6% 7.0% 402
アレルギーリウマチ科 12.2% 27.4% 51.4% 9.0% 288
感染症科 4.8% 23.8% 57.1% 14.3% 21
内分泌代謝科 4.0% 39.2% 55.1% 1.7% 403
総合診療内科 10.5% 32.3% 51.6% 5.6% 248
腎臓内科 8.9% 35.1% 49.1% 6.9% 519
小児科 16.8% 34.6% 42.0% 606% 1,545
小児先天性心臓血管外科 11.1% 63.5% 23.8% 1.6% 63
乳腺科 25.6% 53.3% 20.0% 1.1% 90
腎臓外科 12.5% 44.4% 33.3% 9.7% 72
消化器外科 14.2% 51.1% 32.2% 2.5% 1,887
小児外科 20.0% 48.8% 30.5% 0.7% 285
形成外科 28.3% 50.5% 19.4% 1.8% 283
心臓血管外科 8.5% 39.6% 44.0% 7.9% 520
呼吸器外科 7.7% 49.4% 41.5% 1.4% 443
移植外科 40.5% 24.9% 31.8% 2.9% 173
脳神経外科 18.0% 51.8% 28.4% 1.8% 599
小児脳神経外科 23.6% 56.9% 15.3% 4.2% 72
整形外科 13.0% 38.4% 44.7% 3.9% 438
小児整形外科 33.9% 35.7% 23.2% 7.1% 112
皮膚科 30.3% 32.5% 32.7% 4.5% 379
泌尿器科 12.3% 53.5% 33.3% 1.0% 929
小児泌尿器科 13.9% 44.5% 40.1% 1.5% 137
眼科 5.7% 46.1% 47.9% 0.2% 2,454
耳鼻咽喉科 9.0% 38.4% 50.2% 2.4% 620
産科 8.3% 42.5% 41.8% 7.3% 803
婦人科 5.3% 49.7% 43.6% 1.4% 1,332
麻酔科 0.0% 100.0% 0.0% 0.0% 4
救急科 36.2% 42.1% 20.3% 1.5% 340
総  計 12.6% 45.3% 39.1% 3.0% 20,776
グラフ1 MDC別退院患者数
グラフ2 DPC入院期間別退院患者割合(全診療科)
診療情報提供(カルテ開示)件数推移
院内がん登録全国集計 2022年症例 部位別件数

5.過去実績