産科【アニュアルレポート】
1.スタッフ(2023年4月1日現在)
科長 |
(教授) |
藤原 寛行 |
副科長 |
(教授) |
高橋 宏典 |
外来医長 |
(教授) |
大口 昭英 |
病棟医長 |
(准教授) |
薄井 里英 |
医員 |
(講師) |
鈴木 寛正 |
(助教) |
小古山 学 |
堀江 健司 |
他 病院助教、シニアレジデント (婦人科、生殖部門を除く) |
|
11名 |
2.診療科の特徴
総合周産期母子医療センターを併設し、合併症妊娠やハイリスク妊娠の管理、治療を多数手がけている。新生児が健康に発育できるよう、小児科と協力して診療を行っている。多胎妊娠、前置胎盤、妊娠高血圧症候群が多く、これらを特に得意にしている。県内の周産期医療施設から救急車による産科救急母体搬送を多数受け入れている。
施設認定
- 日本産婦人科学会専門医制度卒後研修指導施設
- 日本周産期新生児医学会専門医制度周産期専門医(母体?胎児)基幹研修施設
専門医
日本産科婦人科学会専門医 |
藤原 寛行 他33名 |
日本周産期?新生児医学会周産期指導医 |
高橋 宏典 |
大口 昭英 |
日本周産期?新生児医学会周産期専門医 |
高橋 宏典 他8名 |
日本超音波医学会産婦人科専門医 |
高橋 宏典 |
高橋 佳代 |
小古山 学 |
堀江 健司 |
臨床遺伝専門医 |
高橋 宏典 |
小古山 学 |
堀江 健司 |
3.診療実績
1)新来患者数?再来患者数?紹介割合
新来患者数 |
再来患者数 |
紹介率 |
886人 |
13,218人 |
120.3% |
2)入院患者数
病名 |
患者数 |
1.分娩のための入院 |
532 |
2.新生児(TTN、黄疸など) |
138 |
3.切迫早産 |
94 |
4.流産、人工妊娠中絶 |
59 |
5.妊娠高血圧症候群、HELLP |
59 |
6.他科疾患合併妊娠 |
48 |
7.羊水検査 |
47 |
8.多胎 |
43 |
9.前置胎盤?低置胎盤 |
41 |
10.胎児発育不全 |
37 |
11.早産期前期破水 |
27 |
12.COVID-19管理 |
24 |
13.産褥異常 |
22 |
14.切迫流産 |
20 |
15.妊娠悪阻 |
14 |
16.羊水量の異常 |
11 |
17.胎児胎盤機能不全 |
11 |
18.常位胎盤早期剥離 |
9 |
19.頸管縫縮術 |
8 |
20.胎児死亡 |
7 |
21.その他 |
32 |
合計 |
1,283 |
3)分娩件数と手術件数
手術術式別件数
手術術式 |
件数 |
帝王切開術 |
451 |
吸引分娩 |
43 |
子宮頚管縫縮術 |
16 |
子宮内容除去術 |
21 |
帝王切開術の適応 |
件数 |
1.既往帝王切開 |
129 |
2.多胎 |
59 |
3.胎児機能不全 |
55 |
4.分娩停止 |
37 |
5.前置胎盤?低置胎盤 |
33 |
6.子宮筋腫、子宮手術既往 |
30 |
7.妊娠高血圧症候群(HELLPも含む) |
26 |
8.胎位異常 |
25 |
9.児頭骨盤不均衡 |
12 |
10.胎児異常 |
10 |
11.子宮内感染 |
8 |
12.常位胎盤早期剥離 |
6 |
13.その他* |
21 |
合計 |
451 |
*母体合併症、Covid-19感染を含む
4)死亡?死産症例
母体死亡症例 |
0件 |
死産症例(妊娠22週以降) |
12件 |
>
5)主な処置?検査
- 羊水染色体検査
- 精密胎児超音波検査
- 無侵襲的出生前遺伝学的検査(NIPT)
6)カンファランス
(1)診療科内
月~金:入院患者
週1回:新患、重症患者、外来患者
(2)他科
週1回:新生児集中治療部、小児画像診断部、小児外科との合同カンファランス
(3)他職種
月1回:外来看護師、社会福祉士、退院支援看護師との合同カンファランス
4.2023年の目標?事業計画等
- 少産化に対応した病棟運営の再編
- 周産期遺伝医療の推進