眼科【アニュアルレポート】
1.スタッフ(2023年4月1日現在)
科長 | (教授) | 川島 秀俊 |
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副科長 | (准教授) | 高橋 秀徳 |
外来医長 | (講師) | 新井 悠介 |
病棟医長 | (助教) | 坂本 晋一 |
助教 | 佐藤 彩 | |
渡辺 芽里 | ||
伊野田 悟 | ||
恩田 昌紀 | ||
粕谷 友香 | ||
長岡 広? | ||
病院助教 | 高橋 良太 | |
近藤 由佳 | ||
案浦加奈子 | ||
守屋 穣 | ||
シニアレジデント | 12名 |
2.診療科の特徴
当院では、大学病院という3次医療機関であるため、地域の医療施設と密接に連携体制をとり、急性期の治療を中心に診療を行っている。特に、専門外来(角膜、緑内障、ぶどう膜炎、網膜?硝子体、黄斑、ロービジョン、弱視?斜視)を充実すべくスタッフ一同、常に最新の高度医療の導入に努力している。
診断面では、通常の眼科診療に必要な機器を完備しており、さらに光干渉断層計(OCT)、ICG眼底撮影(HRAⅡ)、広角眼底撮影装置、前眼部三次元画像解析装置、等々最新の診断機器を備えている。
治療面では、中央手術室に眼科専用手術室を2室設け、それぞれに最新の超音波水晶体乳化吸引術装置(インフィニティ)、硝子体手術装置(コンステレーション)を設置し対応している。また、加齢黄斑変性に対しては抗VEGF療法を積極的に行っている。
当院では、電子カルテシステムが導入されている。眼科においては、さらに眼科サブシステムを用いて、画像データや手術スケジュールの管理、各種病態の説明に使用しており、効率がよく、医療安全の面からも有益なシステムを構築している。
施設認定
- 日本眼科学会専門医制度認定施設
- 日本眼科学会専門医制度研修プログラム施行施設
専門医
日本眼科学会専門医認定医 | 川島 秀俊 |
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高橋 秀徳 | |
佐藤 彩 | |
新井 悠介 | |
渡辺 芽里 | |
坂本 晋一 | |
伊野田 悟 | |
高橋 良太 | |
恩田 昌紀 | |
粕谷 友香 | |
長岡 広? | |
近藤 由佳 | |
案浦加奈子 |
3.診療実績?クリニカルインディケーター
1)新来患者数?再来患者数?紹介割合
新来患者数 | 2,436人 |
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再来患者数 | 34,140人 |
紹介率 | 90.3% |
2)入院患者数(病名別)
病名 | 人数 |
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白内障 | 1,177 |
緑内障、高眼圧症 | 207 |
網膜剥離 | 249 |
網膜前膜 | 162 |
糖尿病網膜症 | 141 |
黄斑円孔 | 60 |
角膜疾患 | 21 |
斜視 | 27 |
甲状腺眼症 | 25 |
視神経炎 | 3 |
急性網膜壊死 | 8 |
原田病 | 8 |
眼球破裂 | 9 |
その他 | 229 |
合計 | 2,326 |
3-1)手術術式別件数
入院手術 | 人数 |
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白内障手術(白内障手術のみ) | 1,297 |
多焦点レンズ挿入術 | 22 |
経強膜網膜剥離手術 | 43 |
硝子体手術(白内障同時手術含む) | 816 |
緑内障手術(白内障?硝子体同時手術含む) | 232 |
斜視手術(小児?全麻) | 27 |
角膜移植手術(白内障同時手術含む) | 8 |
眼球内容除去術?眼球摘出術 | 15 |
眼瞼内反症手術?眼瞼下垂症手術 | 31 |
その他 | 69 |
小計 | 2,560 |
外来手術 | 人数 |
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涙道手術 | 69 |
眼瞼手術(内反症、下垂症) | 24 |
眼瞼手術(その他) | 42 |
結膜(翼状片) | 63 |
結膜(その他) | 32 |
角膜手術 | 10 |
斜視手術 | 85 |
虹彩?毛様体?隅角 手術 | 22 |
後発白内障手術 | 30 |
小計 | 377 |
合計 | 2,937 |
3-2)術後合併症数
4)化学療法症例?数
該当なし
5)放射線療法症例?数
7例
6)その他の療法(免疫療法)症例?数
ベーチェット病 18例
原田病 8例
7)悪性腫瘍の疾患別?臨床進行期別治療成績
該当なし
8)死亡症例?死因?剖検数?剖検率
該当なし
9)主な処置?検査
蛍光眼底造影、超音波画像診断装置、前眼部及び眼底光干渉断層計(OCT)
超広角走査レーザー検眼鏡(OPTOS)
スペキュラーマイクロスコープなど
10)カンファランス症例
クリニカルカンファランス
毎週木曜日午後5時30分より
4.2023年の目標?事業計画等
大学病院の眼科の使命として、教育?研究?臨床の3つを行うことが要求されている。
教育は、学生教育のみならず、専門医を育てる必要がある。最新の医療技術を安全確実に提供できる眼科専門医を養成する。
医学や医療の発展のために、単に日常診療のみに流されることのないよう、常に新知見を得る努力を怠らないように心がける。
導入されている最新の医療機器を有効利用し、重症患者に対する質の高い医療を提供する。