重症心不全治療部【アニュアルレポート】
1.スタッフ(2023年4月1日現在)
医師
部長 | (学内教授)(兼) | 相澤 啓 |
---|---|---|
医員 | (教授)(兼) | 川人 宏次 |
新保 昌久 | ||
今井 靖 | ||
塩田 勝利 | ||
(准教授)(兼) | 荒川 衛 | |
(特命准教授)(兼) | 原田 顕治 | |
(講師)(兼) | 小森 孝洋 | |
村岡 新 | ||
楜澤 壮樹 | ||
(助教)(兼) | 阿久津博之 | |
(病院助教)(兼) | 上杉 知資 | |
(臨床助教)(兼) | 堀越 崚平 | |
看護師長(兼) | 太田 信子 | |
田邉由美子 | ||
主任看護師(兼) | 前沢 幸代 | |
笹井 香織 | ||
飯塚 由佳 | ||
看護師(兼) | 野口 康子 | |
主任臨床工学技士(兼) | 繁在家 亮 | |
臨床工学技士(兼) | 鳥越 祐子 | |
関野 敬太 | ||
主任管理栄養士(兼) | 川畑 奈緒 | |
理学療法士 | 中川 康宏 | |
薬剤師(兼) | 海老沼慶一 | |
高倉 祐希 | ||
臨床心理士(兼) | 山本 理栄 | |
患者サポートセンター医療福祉相談室 MSW(兼) | 角田 圭佑 |
2.重症心不全部の特徴
認定施設
認定植込型補助人工心臓実施施設
Impella補助循環用ポンプカテーテル実施施設
認定医
植込型補助人工心臓実施医:川人 宏次
植込型補助人工心臓実施医:相澤 啓
3.診療実績 クリニカルインディケーター
3-1)補助人工心臓 手術実施症例
症例 | 診断 | デバイス |
---|---|---|
58歳男性 | 特発性拡張型心筋症 | 体外型左室補助 人工心臓装着 |
66歳男性 | 急性大動脈解離術後 低心拍出量症候群 |
体外型左室補助 人工心臓装着 |
49歳男性 | 急性大動脈解離?左冠動脈 主管部閉塞術後 低心拍出量症候群 |
central-ECMO+LVdrainage |
74歳男性 | 急性心筋梗塞後、心原性ショック | IMPELLA-CP |
58歳男性 | 拡張型心筋症、心原性ショック | IMPELLA-CP |
71歳男性 | 急性心筋梗塞後、心原性ショック | IMPELLA-CP |
24歳女性 | 急性冠症候群、心原性ショック | IMPELLA-CP |
61歳男性 | 急性冠症候群、心原性ショック | IMPELLA-CP |
51歳男性 | 急性心筋梗塞後、心原性ショック | IMPELLA-CP |
3-2)日本臓器移植ネットワーク移植希望者登録:
2015年以降:7名が登録され、内4名が心臓移植に到達しています。
3-3)体内植え込み型補助人工心臓患者外来管理:
1名
4.2023年の目標?事業計画等
2022年は新規の植え込み型補助人工心臓の症例はなかったが、動圧浮上非接触回転型遠心ポンプを用いた体外設置型連続流補助人工心臓システム「バイオフロート」を用いた左心補助を開始し、急性大動脈解離後、低心拍出症候群の症例に対して当院1例目を実施しました。また2021年から従来のIABP、PCPSのみでは救命が困難と考えられる重症心不全症例に対して、補助循環用ポンプカテーテル(IMPELLA)の導入を開始している。順調に症例を重ね、累計10例の症例に対してIMPELLAによる補助を行った。今後も重症心不全症例に対する治療選択を広げ、当院の心不全治療をより高度なものに発展させたいと考えている。
☆事業計画の達成状況について
?新規の植え込み型補助人工症例はありませんでしたが、2021年以降、補助循環用ポンプカテーテル(IMPELLA)の症例経験を重ね、累計で10例にIMPELLAを使用しました。今後も当院の心不全治療をより高度なものに発展させてゆきたいと思います。