患者のみなさまへ?ご紹介いただく先生方へ
診療疾患
腎臓内科は急性?慢性糸球体腎炎、ネフローゼ症候群、急性腎障害、慢性腎臓病、高血圧、水?電解質?酸塩基平衝異常、透析関連合併症など腎臓分野の疾患を幅広く診療しています。
入院診療
入院診療では腎疾患全般を幅広く診療しています。入院ベッド数は23床で医局員とレジデントからなるチームによる診療をおこない1チーム10-15名の患者さんを担当しています。 急性?慢性糸球体腎炎、ネフローゼ症候群に対しては腎生検を施行し病理部の先生方と症例毎に詳細な腎病理所見を解析し、腎組織に基づく集学的治療をおこなっています。 腎生検数は年間80~100件程度です。
外来診療
地域の先生方との診療連携に力をいれ、当センター腎臓内科のCKD診療基準を導入し検尿異常や腎機能低下の疑われる症例は積極的にご紹介頂き、当科で精査した後、 逆紹介または併診による診療連携を実践しています。外来での腎不全保存期治療では薬物療法に加えて栄養部と協力して食事療法も定期的に行っています。 これらの集学的治療により受診時から透析導入までの保存期管理期間延長に努めています。
紹介患者診療スケジュールは、こちらをご覧ください。
透析診療
新規血液透析導入患者数は年間100名前後で増加傾向です。周辺維持透析施設で維持透析を行っている患者さんの合併症による入院も増加傾向です。 腹膜透析にも力を入れており新規腹膜透析導入患者数は年間10~20名前後です。血液透析患者さんは透析導入後に状態が安定した後は近隣透析施設にご紹介し、維持透析を継続して頂くようにしています。 腹膜透析患者さんは当科に通院加療して頂いています。また血漿交換療法(PEX)、二重膜濾過血症交換法(DFPP)、LDL吸着療法、顆粒球除去療法など あらゆる特殊血液浄化に対応しており、各診療科と密接に連携をとりながら診療にあたっています。また血液科の骨髄移植治療のサポートとして末梢幹細胞?骨髄採取や、消化器内科や 外科を中心とした腹水濾過濃縮再静注法(CART)のサポートとして腹水濾過濃縮も担当しています。
診療実績
2016年度 | 2017年度 | 2018年度 | 2019年度 | 2020年度 | 2021年度 | 2022年度 | 2023年度 | ||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
外来患者数 (人) | 12,557 |
15,080 |
17,236 |
18,205 |
18,044 |
20,083 |
18,494 |
17,488 |
|
入院患者数 (人) | 315 |
359 |
438 |
470 |
470 |
572 |
535 |
478 |
|
腎生検 (件) | 81 |
69 |
84 |
98 |
87 |
94 |
121 |
98 |
|
血液透析導入患者数 (人) | 91 |
82 |
95 |
110 |
97 |
95 |
92 |
114 |
|
腹膜透析導入患者数 (人) | 13 |
18 |
15 |
18 |
12 |
7 |
7 |
8 |
|
血液透析件数 (件) | 6,340 |
7,339 |
7,835 |
7,545 |
7,718 |
8,257 |
8,180 |
8,241 |
|
血液透析濾過件数 (件) | 329 |
476 |
380 |
725 |
756 |
1,062 |
976 |
1,049 |
|
特殊血液浄化療法件数 (件) | 202 |
244 |
316 |
264 |
287 |
210 |
183 |
140 |
|
シャント | 自己血管内シャント造設(初回?再建) | 82 |
94 |
118 |
100 |
111 |
104 |
97 |
106 |
人工血管内シャント造設 | 0 |
3 |
1 |
0 |
1 |
0 |
0 |
0 |
|
その他(閉鎖?血栓除去) | 0 |
2 |
3 |
2 |
0 |
0 |
0 |
2 |
|
経皮的血管形成術(PTA) | 0 |
28 |
73 |
90 |
57 |
114 |
126 |
135 |
|
腹膜透析 | 腹膜透析カテーテル挿入 | 18 |
18 |
18 |
20 |
9 |
12 |
7 |
10 |
その他(抜去?出口部変更?閉塞解除など) | 3 |
10 |
9 |
10 |
16 |
13 |
13 |
14 |
|
カテーテル | カフ型カテーテル 留置 | 6 |
11 |
8 |
17 |
10 |
19 |
21 |
30 |
カフ型カテーテル 抜去 | 0 |
3 |
3 |
9 |
5 |
11 |
5 |
7 |