緩和ケア科/緩和ケア室/緩和ケアチーム
診療概要
がん治療中の患者さん、ご家族の生活を多方面からサポートする診療やアドバイスを実施しています。
サポートは、痛みなどの身体的苦痛、精神面での苦痛、経済的な面など多岐に渡ります。
がん治療を終えた方のサポートも、もちろんしています。
具体的な診療内容
1. 痛みや嘔気、嘔吐、息のしづらさ、体のだるさ、食欲不振などの症状の緩和
2. 手術後のリンパ浮腫の緩和
3. 不安やイライラ、不眠、うつなどの精神的なつらさの緩和
4. 治療費など経済的な問題への支援や福祉サービスの相談
5. お仕事に関する相談(休職、復職、再就職など)
6. ご家族への支援
7. 退院?転院の支援?調整
自宅をはじめ、過ごしたい場所で緩和ケアが受けられるように支援します
8. 緩和ケアに関する相談及び情報提供
がん以外の患者さんも対象に
近年では緩和ケアは「がん」のみにとどまらず、心不全などにも適応の広がりを見せています。当科でも、「がん」以外の患者さんの症状緩和もできる限り対応していきたいと考えております。
当院に通院、入院中の患者さん?ご家族の相談について
まず主治医や担当医にお伝えください。
お伝えしづらい場合は、がん相談支援センターにご連絡いただく方法もあります。
他院で治療を受けられている患者さん?ご家族の相談について
他院で治療を受けられている患者さん?ご家族の相談についても対応しております。
受診方法については、外来受診についてをご参照ください。
紹介患者初診外来スケジュールについても併せてご参照ください。
?月曜日?金曜日 12時00分?
?外来診療のみ行います
?入院での診療は行うことはできません
?療養を目的とした入院については現在治療を受けられている医療機関にご相談ください
難治性がん性疼痛に対する神経ブロックについて
難治性がん性疼痛に対する神経ブロックについて、麻酔科ペインクリニック部門と相談してブロックの検討、実施を行っております。当院で対応が難しい場合は、他院(例えば、自治医科大学附属病院など)との診療依頼も行っております。
苦痛のスクリーニングについて
当院ではオンコロジーセンターで初回治療を受けられる方、症状緩和を目的とした入院の方を対象として苦痛のスクリーニングを行っております。
現在気になっていること、心配していること、からだの症状や気持ちのつらさ等がありましたら、遠慮なく教えて下さい。
緩和ケアチームへの相談希望ありましたらお伝え下さい。
緩和ケアの教育や啓蒙活動
?PEACE緩和ケア講習会
がん等の診療に携わる全ての医師?歯科医師、緩和ケアに関わる医療従事者の方に基本的な緩和ケアについて正しく理解し、
緩和ケアに関する知識、技術、態度を修得することで緩和ケアが診断の時から、適切に提供されることを目的とした研修会です。
当院では年1回実施しています。
?がんサロン(あんずの会)
当院では、がん患者やその家族などが 集まり、交流や情報交換をする場としてがんサロンを開催しています。
詳しくは がん相談支援センターを参照してください
当院の緩和ケアチームスタッフ
医師、看護師のみではなく多職種にわたります。
医師(身体症状担当 精神症状担当)、看護師(がん性疼痛看護認定看護師、緩和ケア認定看護師、他)、薬剤師、管理栄養士、医療ソーシャルワーカー、公認心理師、リハビリ専門職(作業療法士など)
診療実績(2018年4月1日?2022年3月31日)
1)依頼件数
2)依頼時期(がん)
3)依頼内容(がん)
4)疾患別(非がん)
5)依頼内容(非がん)
オプトアウト
現在、当科で実施している研究はありません