日本プライマリ?ケア連合学会認定の家庭医療専門医取得を目指します。本プログラムは、2020年4月から開始される新?家庭医療専門研修プログラムの承認を受けています。また、家庭医療専門プログラムVer2在籍中の専攻医の研修も継続します。
新?家庭医療プログラムとは…
- プライマリ?ケア診療、組織管理、地域に根ざした学術活動の基盤を身に付け、地域プライマリ?ケアのリーダーシップを発揮できる人材を養成
- 世界家庭医機構:WONCAの提唱する国際的なプログラム認証システムと連携して、世界標準の質保証を目指す
- 総合診療専門研修で修得すべき7つの資質?能力を実践できる資質を獲得し、さらに「多疾患併存(multimorbidity)のケア」「複雑?困難事例への対応」など家庭医療専門医に必要な項目を追加。
対象者 (現在制度移行中のため2019年12月の時点について記載)
皆様の様々な研修のステージに応じますので、まずはご相談ください。
育児などライフイベントを考慮したプログラムを提供。履修状況によっては、研修期間延長もあり。
- 2020年以降に初期研修が修了する方 → 修了とともに専門医機構の総合診療専門研修登録
連動プログラム
総合診療専門研修と同時または1年後に登録(最短4年で取得)
専門研修Ⅰ:6カ月 専門研修Ⅱ:6カ月
専門研修の追加 (専門研修Ⅰ):12ヶ月
単独プログラム
総合診療専門研修(3年間)修了後に登録
専門研修Ⅰ:18カ月 専門研修Ⅱ:6カ月
*家庭医療専門研修Ⅰ:診療所?中小病院(12カ月以上同一施設)
*家庭医療専門研修Ⅱ:病院総合診療部門(3カ月以上は同一施設)
- 2018年、2019年から総合診療専門研修プログラムに在籍している専攻医
- 新?家庭医療専門医の研修プログラム認定を受けている施設において、総合診療専門研修を受けており、審査のうえで新?家庭医療専門医プログラムの基準相当であると認められる。(特別措置は、現在在籍者のみで、2020年以降の採用者には適用しない)
- 他領域専攻医(2018年以降初期研修修了者) 総合診療専門医取得後に家庭医療専門医を取得
- 2017年度以前に初期研修修了した方
家庭医療専門研修に在籍中の専攻医
現行の家庭医療専門医(Ver2)を取得後に、5年後の更新の際に新基準のポートフォリオを提出し、審査?承認されれば、新?家庭医療専門医に移行する。
家庭医療専門研修に在籍していない者
機構総合診療専門医の取得は義務付けず、新制度の家庭医療専門研修を行うことができる。
- 家庭医療専門研修 → 新家庭医療専門医制度をそのまま適用する。
- 領域別研修 → 総合診療専門医における領域別研修の条件を準用する。
現?家庭医療専門医
5年後更新時、新基準のポートフォリオを提出し、審査?承認の後、新?家庭医療専門医へ移行。
研修環境
- 症例経験:領域別の経験すべき疾患、病態、ヘルスプロモーション、地域活動やマネジメント等。
研修施設の条件として、施設単位の症例数、経験できる症例数を定めた。
- 学習環境:
- 指導医との実施すべき研修内容と指導体制の確保、日々の指導と振り返り
- チューターとの研修の振り返りとポートフォリオ作成支援(1回以上/月)
- 栃?県内他プログラムと合同でポートフォリオ発表会(3回/年)、ポートフォリオ合 宿(1回/年)およびGIMカンファランス(随時)
- 研修報告会(学内2回/年)、教育カンファレンス
- Off The Job Training(学会指定のセミナー?研修会?e-learningを受講)
- 指導医の質の確保:指導医養成講習会(2回/年)、評価者会議(1回/年)、プログラム責任者会議
研修評価
- 形成的評価:専攻医の成長を促すための評価とフィードバック
- 研修内容評価のための研修手帳の確認(1回以上/月):研修すべき症例?病態?手技の確認、ポートフォリオ指導、到達度の自己評価、指導医との振り返りの記録
- 臨床能力評価(Mini-CEXをもちいて)、自己評価(SEAをもちいて)
- 年次報告作成(1年の進捗状況の確認と評価)
- 総括的評価:ポートフォリオ:経験と省察の記録(20領域)
(総合診療専門研修で作成したポートフォリオは新?家庭医療専門研修と重複領域で共用可能)
研修先
- 基幹病院:自治医科大学附属病院
- 家庭医療専門研修医療機関
家庭医療専門研修Ⅰ |
岩手県 一関市国民健康保険藤沢病院 |
秋田県 市立大森病院 |
茨城県 総和中央病院 |
茨城県 石岡第一病院 |
茨城県 村立東海病院 |
栃木県 栗山診療所 |
栃木県 湯西川診療所 |
栃木県 飛駒診療所 |
栃木県 日光市民病院 |
新潟県 南魚沼市立ゆきぐに大和病院 |
新潟県 湯沢町保健医療センター |
岐阜県 県北西部地域医療センター国保白鳥病院 |
富山県 かみいち総合病院 |
岡山県 新見市哲西町診療所 |
香川県 綾川町国民健康保険陶病院 |
愛媛県 西予市立野村病院 |
家庭医療専門研修Ⅱ |
岩手県 一関市国民健康保険藤沢病院 |
茨城県 総和中央病院 |
茨城県 常陸大宮済生会病院 |
茨城県 石岡第一病院 |
茨城県 村立東海病院 |
栃木県 日光市民病院 |
栃木県 那須南病院 |
栃木県 芳賀赤十字病院 |
群馬県 西吾妻福祉病院 |
新潟県 南魚沼市立ゆきぐに大和病院 |
富山県 かみいち総合病院 |
徳島県 つるぎ町立半田病院 |
香川県 綾川町国民健康保険陶病院 |
愛媛県 西予市立野村病院 |
当プログラムの特色
- 自治医大卒業生派遣先の先進的な地域医療の取り組みの実績のある医療機関と連携しています。
- 大学病院の利点を生かして、さまざまな学習の機会を提供します。学術活動を支援します。
- 個別の進路目標、研修のステージおよびライフイベントに合せて、プログラムを提供します。