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診療科のご案内

弁膜症疾患について


はじめに


弁膜疾患とは?

心臓は、収縮と拡張を繰り返すことで、全身から血液を回収し、そして全身に血液を送り出す働きをしています。
そして、効率よく血液を回収し送り出すために、心臓の中には4つの逆流防止弁があります。

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これらの弁に問題が起こると、血液の循環の効率が悪くなり、やがて様々な症状を引き起こします。
弁の問題としては、弁が固くなり開放が悪くなる「狭窄症」と、弁の閉鎖不良が起こり逆流をきたしてしまう
「閉鎖不全症(逆流症)」があります。
弁膜疾患の大部分は大動脈弁狭窄症と僧帽弁閉鎖不全症です。


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    Lung, et al. Circulation. 2019;140:1156–69.より作成




どのくらいの患者さんがいるのか?


本邦で大動脈弁狭窄症は280万人、僧帽弁逆流症は100万人ほど、と推定されています。

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どうやって診断するのか?


1.聴診器


聴診器を胸に当ててもらい、心雑音が聴こえると弁膜疾患が疑われます。
聴診は、痛みを伴わず、診断に要する時間も長くても1分程度であり、非常に有意義な診断方法となります。
また、症状がはっきりしない早期から診断が出来るのも大きなメリットです。

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2.心臓超音波検査


心臓超音波検査で弁膜症の確定診断を行います。
またどのくらいの重症度かを計測します。軽症や中等症の場合は直ちに弁置換術が必要にはならないことが多く、
その場合は定期的な心臓超音波検査による重症度判定を継続します。
そして弁膜疾患が重症化し、さらに自覚症状が出現し始めると、いよいよ弁置換術を検討していくことになります。

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        軽胸壁エコーでの大動脈弁の評価                  経食道エコーでの僧帽弁の評価




症状にはどんなものがあるの?


弁膜疾患が重症化すると、心負荷が増え、やがて心不全に至ります。
症状としては、呼吸困難感や動悸を自覚するようになります。
特に安静にしていても症状が自覚される場合は入院による治療が必要になることがあります。
また大動脈弁狭窄症は心不全以外に狭心症(心筋への血液が不足することで発症する胸の症状)や
失神(脳への血液が不足することで発症する意識障害)を来すことも有名です。

実はこれらの症状が出現する前には、息切れ、体力の低下、歳を感じる等の症状が先行していることが多いとされます。
しかしそれらは一見加齢に伴う変化と見分けが難しかったり、自身で日常生活活動を制限することで症状が一時的であったりで、
医療機関を受診されることなく様子を見てしまい、弁膜疾患が背景に隠れていることが見逃されていることもあります。
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どんな治療法があるの?


弁膜疾患は中等症までは薬物療法で加療されることが多いですが、心不全が難治化したり、
弁膜疾患が重症化したりすると、いよいよ弁そのものを修復する、あるいは交換する治療が必要になります。
もともとある自身の弁を修復する治療を弁形成術と、新たに人工の弁に交換する弁置換術があります。

大動脈弁 僧帽弁
弁形成術 開心術 大動脈弁形成術 僧帽弁形成術
カテーテル治療 経カテーテル的edge-to-edge修復術
弁置換術 開心術 大動脈弁置換術 僧帽弁置換術
カテーテル治療 経カテーテル的大動脈弁置換術(TAVI)
TAVI:Transcatheter Aortic Valve Implantation



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