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診療科のご案内

虚血性心疾患の外科的治療


冠動脈バイパス手術(CABG: Coronary Artery Bypass Grafting)




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冠動脈バイパス手術は狭くなっている所には直接手を付けず、
病変部位より末梢の冠状動脈に血流の良い新たな血管をつなぐことによって、
血流の迂回路を作成し、心臓の筋肉への血流を増やそうという手術です。

もともとの冠状動脈からの血流は狭窄部位を勢いよく通り越せませんが、
新たな迂回路からの血流により、狭くなった先に十分な血流が得られるようになります。
迂回路として使用される新たな血管としては、
胸骨(胸の中央にある扁平上の骨)の裏側に走っている内胸動脈、
胃の淵に沿って走る胃大網動脈、足の表在にある大伏在静脈などがあります。
これらの血管はなくなっても体に影響を及ぼすことはありません。

当センターの冠動脈バイパス手術は、両側内胸動脈グラフトを使用した術式が標準術式であり、
現在80%近い症例に使用しており、糖尿病の方やご高齢の方にもその適応を広げています。

冠動脈バイパス手術によって多くの患者さんは、
運動時の呼吸困難や胸痛などの症状が軽減するばかりでなく、
将来的に心筋梗塞を起こす危険も軽減することが期待されます。
心臓の手術は心臓を一時的に止める事が必要な事が多く、
その際には心臓と肺の代わりとなる人工心肺といった装置が必要になります。

しかし当センターでは原則として、人工心肺を使用しないで冠状動脈の血管吻合操作を行う、
心拍動下バイパス術(Off Pump CABG)を行っています。
つまり心臓を止めずに血管をつなげ迂回路を作りますので、
心臓を止めることや人工心肺を使うことによる体への負担が軽減されることが期待されます。



冠動脈バイパス手術の治療実績


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当センターにおける冠動脈バイパス手術の治療実績を下記に示します。

近年の高齢化社会の影響によって、
冠動脈バイパス手術を受ける患者様の年齢も上昇しています。
また、併存疾患が多くなっている傾向も見られます。
今後も当院循環器内科、および近隣の循環器科病院の先生方と連携して、
安全で予後改善につながる質の高い外科的な冠動脈血行再建手術の実践を目指し、
地域の皆様方の健康水準の向上に寄与していきたいと考えております。

自治医科大学附属さいたま医療センターは、
近隣地域のみならず遠方からの受け入れも積極的に対応しております。
かかりつけの先生より紹介状をいただき、心臓血管外科を受診いただければと思います。



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