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診療科のご案内

カテーテルアブレーションについて






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カテーテルアブレーションとは、
カテーテル(細長い管)を用いた不整脈治療の総称です。
治療の方法ですが、まずカテーテルを足の付け根の静脈(あるいは動脈)から体内に挿入し、
血管を通して心臓にまで到達させます。
心臓の中の不整脈源を、カテーテルの先端から出る熱で焼灼することで、治療します。
この治療により頻脈性不整脈の多くが、根治的に治療可能となります。

下の図では、心房細動に対するカテーテルアブレーションの模式図を示します。
カテーテルは、足の付け根から挿入され、左心房(心臓の左の上の部屋)まで
挿入されています。

心房細動では、不整脈源が肺静脈(心臓と肺とををつなぐ静脈)の周辺にあることが多く、
この部分に治療を行います。
焼灼を行うカテーテルと、心臓の電気を調べるカテーテル(マッピングカテーテル)とを
両方使用して、治療を行って行きます(次図参照)。


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 Kuck: N Engl J Med 2016;374:2235-45.より改変


焼灼された心臓の筋肉は不可逆的に変性するため、多くの場合に根治的な治療となります。
近年では、下の図のように、冷凍凝固で治療するバルーン型のカテーテル(クライオバルーン)も登場し、活用されています。

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 Kuck: N Engl J Med 2016;374:2235-45.より改変


アブレーションカテーテルの進化は日進月歩であり、今後もより新しく、より有用なカテーテルの登場が期待されています。
患者さんに多くの恩恵を受けてもらうよう、最新の治療を最適な方法でお届けしたいと思っております。

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一方で、カテーテルアブレーションは非常に有用な治療ですが、望ましくない点が2つほどあると考えて治療を行なっています。
1つ目は、治療の成功率は必ずしも100%ではないということです。
不整脈起源が治療困難な部位に存在する場合、あるいは不整脈起源の特定が困難な場合など、治療が難しい場合があります。
また、治療した不整脈が再発する場合もあり、複数回の治療が必要となることもあります。
成功率や再発率は不整脈や患者さんの状態により異なりますので、詳細は外来にて直接お話しさせて頂きます。

もう1点の望ましくない点は、合併症が起こりうるということです。
心臓までカテーテルの出し入れを行い、また心臓の一部を焼灼?あるいは冷凍凝固するという行為を行いますので、
どうしても患者さんの体にとって望ましくない、不都合な事態が起きることがあります。
代表的な合併症として、下記の様なものがあります。

  1. 脳梗塞(手足に力が入らない、しゃべりにくいといった症状)

  2. 心タンポナーデ(心臓周囲の出血、血圧低下)

  3. カテーテル挿入部の出血、血腫(血で腫れてしまう)

  4. 房室ブロック(ペースメーカーの植込みが必要となる)

  5. 食道障害(物が食べにくい、胃のつかえ感、食道と左房の交通など)

  6. 肺静脈狭窄(肺静脈が狭くなってしまう)

  7. 横隔神経麻痺

いずれも稀な発生頻度ではありますが、重篤な症状につながることもあるため、しっかりと対応する必要があります。
合併症の種類や頻度は、不整脈の種類や患者さんの状態により異なりますので、詳細は外来で直接お話しさせて頂きます。
カテーテルアブレーションについてはその有効性と安全性とをしっかりとご理解をいただき、
納得いただいた上で治療を行う様にしております。

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