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診療科のご案内

開胸手術と胸部大動脈ステントグラフト手術について


胸部大動脈瘤や大動脈解離に基づく大動脈拡大(解離性大動脈瘤)では、
大動脈の拡大が進行して、破裂のリスクが高まれば、手術治療が必要になります。

胸部大動脈瘤では、
①瘤の大きさが55mmを超える場合、②5mm以上/年の速さで拡大している場合、③破裂した場合には手術治療の適応となります。
嚢状瘤や遺伝的素因のある方の場合には、破裂の危険性が高いため、より小さいサイズでも手術治療が推奨されます。
手術治療には、開胸手術胸部大動脈ステントグラフト手術があります。


開胸手術


開胸手術では瘤になった大動脈を直接切除した後、人工血管に取り換えます。
胸部大動脈瘤の場合には、基本的には、人工心肺装置を使用して、自身の心臓を停止させ、
場合によっては脳にも人工的に血流を流しながら手術を行います。
心臓を停止して手術を行う場合には、手術中に脳や脊髄、腸管などの重要臓器のダメージを減らすことを目的に、
体を冷却して手術を行うことが一般的です。
後述する大動脈ステント手術と比較すると体への負担が大きいという欠点もありますが、
再発の少ない耐久性に優れた確実な方法という利点があります。
大動脈基部や上行大動脈の病気では、開胸手術を行います。
弓部大動脈の病気も原則的に開胸手術を行います。

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急性大動脈解離の場合、上行大動脈に解離が及ぶスタンフォードA型では、救命目的に緊急で開胸手術を行います。
手術では主に上行大動脈または上行弓部大動脈を人工血管に取り換えますが、
場合によっては冠動脈バイパス手術や弁置換手術を追加することがあります。
また、臓器灌流障害の強い場合や、下行大動脈に亀裂が存在するいわゆる逆行性解離の場合には、
臓器灌流障害の改善や亀裂の閉鎖を目的として、ステントグラフト挿入術を同時に行うこともあります。

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胸部大動脈ステントグラフト手術


大動脈ステント手術とは、足の付け根の動脈から挿入するカテーテルという金属の細い管に沿って
人工血管(ステントグラフト)を動脈瘤の場所まで運ぶことで内側から動脈瘤を塞ぐ手術法です。
数cmの小さな切開を入れるだけで治療ができることが多く、開胸手術と比較して体の負担が少ないため、
高齢の方?体力が低下した方?持病のある方には、特に有用な治療法です。

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当センターでは、一般的な下行大動脈瘤への大動脈ステント治療だけでなく、
適応が形態的に難しい弓部大動脈瘤への大動脈ステント治療(開窓型ステント内挿術)も実施しており、良好な治療成績が得られています。
開胸手術と大動脈ステント手術の特徴を以下にまとめます。


特徴
開胸手術

?創部が大きく、体の負担が大きい(侵襲性高い)
?高齢者や体力のない方では、合併症の頻度が増加する
?大動脈基部?上行大動脈?弓部大動脈の病気では開胸手術が原則
?ステント治療が難しい下行大動脈の病気でも実施可能
?再発が少なく耐久性に優れる

ステント手術

?創部が小さく、体の負担が少ない(侵襲性低い)
?高齢者や体力がない方にも実施可能
?大動脈基部と上行大動脈の病気では実施できない
?弓部大動脈の病気でも実施できる場合がある
?下行大動脈の病気ではステント治療が第一選択


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