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胸部大動脈の病気とは


大動脈とは、心臓から送り出された血液が通る人体で最も太い血管です。
横隔膜より頭側にある大動脈を胸部大動脈、横隔膜より足側にある大動脈を腹部大動脈と呼びます。

胸部大動脈は、心臓に最も近い大動脈基部、血液が上向きに流れる上行大動脈
脳や両手に血液を送る血管が枝分かれする弓部大動脈、腹部に向けて血液が流れる下行大動脈と4つの部分に分かれています。

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 胸部大動脈の解剖  https://smart.servier.com/より一部改編し表示


胸部大動脈の代表的な病気として、大動脈が拡張する(膨らむ)胸部大動脈瘤と大動脈が突然裂ける大動脈解離があります。
大動脈瘤は形状では紡錘状瘤と嚢状瘤(一方向性に突出)に分類され、嚢状瘤の方が、破裂のリスクが高いことが知られています。
大動脈解離は、大動脈の内側の内膜に亀裂が発生することで、大動脈の壁の中に血液が流れ込み、様々な病態を引き起こします。
強い胸部痛や背部痛が突然出現することが多いですが、意識消失や腹痛で発症する場合もあります。

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「今日の臨床サポート?胸部大動脈瘤」より許可を得て転載

胸部大動脈瘤

?通常、無症状(稀に声がかすれるなどの症状)だが、破裂すると胸痛などの症状が出現する
?大きくなると大動脈の壁が弱くなり破裂する
?大動脈瘤が破裂した場合には救命することが難しい

大動脈解離

?80%以上の方が突然の胸痛?背部痛で発症する
?上行大動脈に解離が及ぶスタンフォードA型は緊急手術の適応
?裂けた大動脈の壁は弱く、破裂しやすい
?血液が流れないことによる臓器障害も10-30%の頻度で認める

胸部大動脈瘤破裂?大動脈解離は、前ぶれなく胸痛や背部痛などの症状で発症し、
緊急手術を行なわないと生命に危険な状態となることが多いです。
胸部大動脈瘤破裂と急性大動脈解離は、外傷による大動脈損傷と併せて、急性大動脈症候群とも呼ばれています。



胸部大動脈の病気になりやすい人


胸部大動脈の病気は、高血圧症の方に発症しやすいことが知られています。
また、生まれながらに血管が弱い状態(遺伝的素因)も病気の発生に関与することが知られています。
胸部大動脈の病気の方の20%程度は、大動脈の病気の家族歴があることが報告されています。



胸部大動脈の病気の診断


弓部大動脈や下行大動脈に位置する胸部大動脈瘤は、レントゲン検査で発見される場合があります。
胸部大動脈瘤?大動脈解離ともに、通常はCT検査を行なうことで確定診断がなされます。

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 胸部大動脈瘤のレントゲン(左)?CT検査(中?右は同一症例)
 「今日の臨床サポート?胸部大動脈瘤」より許可を得て転載



胸部大動脈の病気の治療


胸部大動脈瘤では最適な治療は病期で異なり、小さな瘤の場合、拡大予防の薬物治療が重要です。
破裂前の胸部大動脈瘤は、大動脈瘤の大きさ?大動脈瘤の位置?拡大傾向の有無?家族歴などを考慮して判断しますが、
一般にCT検査で5.5 cmを越える胸部大動脈瘤は手術が推奨されます。
原則的に破裂した胸部大動脈瘤とA型大動脈解離は、緊急手術を行う必要があります。




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