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診療科のご案内

内科治療と日常生活の注意点


胸部大動脈瘤の内科治療


胸部大動脈瘤では最適な治療は病期で異なります。
破裂の危険性が高い場合、手術治療が推奨されます。
破裂の危険性が少ない小さな大動脈瘤の場合、拡大予防のための内科治療が重要です。
内科治療では、血圧を下げる薬による血圧管理(130/80 mmHg未満)禁煙が重要です。
他の心臓血管の病気と同様に高脂血症や糖尿病の治療も推奨されます。
大きくなった大動脈瘤が薬物治療で小さくなることは稀ですが、適切な内科治療で大動脈の拡大を遅らせることが期待されます。
大動脈瘤の高血圧治療では、ご自宅での血圧測定が重要です。



大動脈解離の内科治療


大動脈解離は発生~2週間の期間を急性大動脈解離と呼びます。
急性B型大動脈解離は、破裂や臓器障害のない安定型では、入院での内科治療(厳密な血圧管理)を行ないます。



埼玉県内の他の医療機関との連携


自治医科大学附属さいたま医療センター心臓血管センターは、
埼玉県内の医療機関の先生方と緊密な連携を行ない、適切な高血圧治療を中心とする内科治療を行なっています。



心臓血管センター外来での定期診察


胸部大動脈の病気と診断された場合、外来での経過観察(CT/MRI検査)と内科治療の継続が必要となります。
経過観察中に大動脈が拡大しない方もおられます。
外来での経過観察の目的の1つは、適切な手術時期を決めることです。
大動脈瘤が破裂するリスクは、瘤が大きくなるほど上昇します。
一方、手術リスクは手術方法で異なり、患者さん個人の年齢?体力?持病の有無なども影響します。
どのような手術をいつ行なうかは、破裂リスクと手術リスクを考慮して総合的に判断しています。

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日常生活における注意点


大動脈のご病気で普段の日常生活で心がける注意点としては、以下の点が挙げられます。

① 禁煙
② 激しい運動の禁止(運動時に血圧が上がるため)
③ 自宅での血圧計測
④ 便秘の予防(排便時にいきむ際に血圧が上昇するため)
⑤ 破裂の危険性がある場合には、自動車運転の禁止



大動脈の病気のある方の運動に関して


大動脈のご病気のある方の運動に関して、「どのような運動をどこまで行なってよいか?」とよくご質問をいただきます。
筋肉を動かす際に酸素?脂質?糖質をエネルギー源として使用して、
長い時間継続することができる有酸素運動(散歩?ジョギング?サイクリングなど)は、
運動時の血圧上昇が軽度であるため、一般的には実施可能と思われます。
尚、有酸素運動でも、長時間?強い運動負荷で行なう場合には、運動時の血圧上昇を認めるため、注意が必要です。
強い力を使って比較的短い時間で行なう無酸素運動(ウエートトレーニング?重量挙げ?スクワット?腕立て伏せなど)は、
運動中の血圧上昇が顕著であるため、大動脈のご病気の方には推奨されません。

当施設で、手術治療を行なった急性A型大動脈解離症例615例の検討では、
全体の5%にあたる25例の方がスポーツを行なっている際に大動脈解離を発症し、
頻度としては、ゴルフ(8例)?水泳(4例)?サイクリング(4例)?ウエートトレーニング(3例)?その他(6例)の順番でした。
ゴルフは、散歩やジョギングのような有酸素運動でもありますが、スイング時に筋肉を使う無酸素運動の側面もあるため、
当センターでは、大動脈のご病気のある方には原則お勧めしていません。

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