大場 祐輔 先生
(自治医科大学附属病院 循環器内科 dafa888手机登录_大发dafa888-官网2年度附属病院優秀指導医賞受賞)
循環器内科の大場祐輔と申します。2008年に宮崎大学を卒業後、地元である自治医大で初期研修をスタートしました。多くの熱心な先生方に教えていただき、本当に充実した日々を送ることが出来ました。今の自分があるのも、その時出会った先生方のおかげだと今でも感謝しています。今度は後進を育成する立場になりました。研修医の先生方が自治医大での研修を終え、将来どこへ行ったとしても、「自治医大で研修してきたの?すごいね!」と認められ、また研修医の先生方にとっても自治医大で研修してきたことが自信につながる、そんな自治医大ブランドを目指し、今後もスタッフ一丸となって研修医の指導に頑張っていこうと思います。この度は研修医の先生方から素敵な賞を頂き、どうもありがとうございました。
青栁 順 先生
(自治医科大学附属病院 小児科 dafa888手机登录_大发dafa888-官网2年度附属病院優秀指導医賞受賞)
この度は、大変栄誉ある、"優秀指導医賞"をいただき、誠にありがとうございます。
働き方改革の中で、効率的な指導とはどんなものか、を模索する日々でした。チームカンファレンスでは、データや理学所見の解釈、そして、そこから導かれる診断や治療法をかみ砕いて説明することを心掛けています。どんな仕事もそうでしょうが、エビデンスの蓄積に裏打ちされた論理的思考と共に、経験に基づく思考回路があることも事実です。日常診療においては、この境界が曖昧になることが多々ありますが、研修医指導の際には、『ここまではエビデンスあり、ここからは経験に基づく』を明確にすることが大事だと思っています。そうしないと、指導医の我流が、自然と研修医に身についてしまうからです。
それから、研修医のみなさんには、"指導医が悩んでいる姿"をよく見ておいて欲しいです。指導医が悩みながら、治療方針を決断していく姿をよく覚えておいてください。みなさんが、決断しなければならない立場になった時に、『あの時、あの先生も結構悩んでいたな...』と思い出せたら、きっと肩の力も抜けるはずです。
研修医のみなさん、これからも一緒に勉強していきましょう。
三浦 久美子 先生
(自治医科大学附属病院 脳神経内科 dafa888手机登录_大发dafa888-官网2年度附属病院優秀指導医賞受賞)
私は、とある私大の国文科で風土記などを読んで暮らしていました。ある時、内なる小宇宙の面白さに気づいてしまい、医師になりたいと思いました。学士編入を試みましたが、編入試験にて「文学は医学の役に立つ。いずれも人間を掘り下げるものである」という仮説は当然ながら受け入れられ難く不合格。まあ、文学と医学が関係あるわけないというのが通説なのでしょう。予備校にさえ首を傾げられ遠回しにあきらめることを促され、仕方なく通信教育で数学を学びなんとか三重大学に滑り込みました。
初期研修と後期研修の1年目は他県の市中病院で行っていました。初期研修が終了してもなお、進路を具体的に決定できず内科研修を悶々と続けていました。神経内科医になりたくて医師になったのですが、救急医も捨てがたい。自分はいったいどこでどうしたらいいかわからないというのが大きな悩みでした。
結局、後期研修の途中から当院の救急医学講座で救急医学を学び、その後に神経内科講座で神経内科学を学んでいます。しかし決して「元救急医の脳神経内科医」ではなく、どちらも心の中では営業中です。これらの二つは私の中では非常に近い存在なのですが、どういうわけか日本中どこに行っても講座は別なので、こうなってしまいました。救急科と神経内科は全く近くないというのが通説でしょう。指導医の眉をひそめる顔が忘れられません。
自己紹介だけで終わってしまいましたが、このような多様性を受け入れる器があるのがこの病院の特徴だと思います。出身大学、出身地など様々です。
多様性のある組織は強い。これも通説で良いでしょうか。
一緒に研修できるのを楽しみにしています。特に進路で迷子になりそうな方、一緒に悩みましょう。