無菌治療部
無菌治療部は、高度な無菌管理が必要な患者であればどの診療科も利用できる中央施設部部門です。
概要
無菌病棟は、クラス100清浄度の病室4床とクラス10,000清浄度の病室4床の計8床からなっています。規定外の観察床1床を有しています。
対象疾患
診療報酬で無菌加算を算定できる造血幹細胞移植を行っています。対象疾患は、急性骨性白血病、急性リンパ性白血病、慢性骨髄性白血病、悪性リンパ腫、多発性骨髄腫、骨髄異形成症候群、再生不良性貧血。
診療体制
無菌治療部は、血液科、輸血?細胞移植部、小児科の医師から構成されています。毎週月曜日の午後、医師、看護師のみならず様々な職種のスタッフが会合して移植カンファを行い、入院中の移植患者の治療方針や看護方針を決定しています。
診療(治療)方針
エビデンスと入念に吟味して、ひとりひとりの患者さんにとって最適な診療決断をしていくだけでなく、エビデンスが不足している分野について積極的に臨床研究を行い、研究成果を国際的に公表することによって明日の血液診療を改善していく努力を続けています。自治医科大学附属病院と自治医科大学附属さいたま医療センターの連携によって、さらに臨床研究が促進しています。
得意分野
- 非血縁者間骨髄移植認定施設
- 日本さい帯血バンクネットワーク認定施設
- 患者さんのQOLを重視した造血幹細胞移植
先進医療?特殊医療
- ATG、Campath-1Hを用いたHLA不適合移植
- 妊孕性を温存する造血幹細胞移植