地域医療学部門では、地域医療の視点のある教育、研究、臨床、社会貢献活動を展開しています。卒前教育において、1学年から6学年まで継続して段階を踏んだ地域医療教育カリキュラムを開発し、実施しています。この流れを受けて、卒後教育においては、当大学地域医療学センター総合診療部門、地域医療人材育成部門、地域連携型医学教育?研修部門とともに、地域総合医の育成に取り組んでいます。
研究面については、へき地医療、多職種連携、地域総合医、医療体制データ分析、予防医療、好発疾患解析、地域医療人向けキャリアデザインに関する研究を実施しています。全国の地域医療の現場とともに臨床研究ネットワークを形成し、地域医療人が積極的に研究に取り組めるような環境づくりも進めています。
臨床については、当大学附属病院総合診療内科の外来診療や、地域医療に取り組む病医院と連携しての診療支援を行っています。また、地域医療に関する住民活動を支援する社会貢献活動を行っています。
教育、研究、臨床、社会貢献の活動を通して、地域医療に関する課題解決に向けての方法論の考案や、地域医療の方向性についての提言を行っています。